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- 2019.05.12 Sunday
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4月の29日に新宿紀伊国屋で行われたビブリオバトル、
行きたかったなぁ・・・。
実は昨日で20歳になりました。
今回紹介する本は、以前ビブリオバトルで出会い、実際に読んで面白かった本。
題名が『二十歳の君へ』とあるが、
二十歳でなくても、二十歳でも、かつて二十歳でも、
どんな年齢の方が読んでも思うことが出てきて、面白いと思う。
これからどう生きていくのか、
リリー・フランキーさんのようなゆる〜い語りもあれば、
立花隆さんのがっつり系学術講義もある。
立花さんの話の中では、
フランシス・コッポラ監督の「地獄の黙示録」についての話がべらぼーに面白いんだけど、
特に「地政学」なんて初耳!!
私が言えることでもないんだけど、立花さんの話によると、
「地政学」っていうのは「戦争をやるうえで、どうやったら効率よく敵地をせめることができるか、そのための地理の学問」なんだそうだ。
そして、世界の多くの国で教えている地理は「地政学」で、日本の「地理」ではないんだそうだ。
つまり、世界では「地政学」の知識が常識である・・・ということ。
日本は、「戦争=悪」と戦争があった事実を陰に隠しがちで、
「どうしてそれが悪かったのか」という原因を考えなかった結果が、
世界の常識に大きく出遅れている理由なのかな?と思ったけど・・・。
もちろん戦争が悪いことだとはわかってるよ!
でも自分たちが何をしてきたのか、反省するために過去の事実を考えること、
考えるために多少の軍事的な知識は必要なはず・・・なのか?
と、考えるとっかかり、悩むきっかけにちょうどいい。
世界は広い。自分は小さい。
その中でどう歩くか、どう生きるかを考えるのかは私たちに任せてある。
そしてこの本の大きな特徴は、「若者に向けた言葉」を収めた本でありながら、
企画・取材・編集を大学生が行っているところにある。
そう、今大学生である人たちと、同じ世代の人が書いているのだ。
最後の章には編集に携わった学生たちの手記が収めてある。
自分と比べると、どの人も考え方が大人だなぁ。
彼氏・彼女がいるかいないかでこんなに頭を悩ませたことなんかなかったし(←おい
20歳になったら選挙に行くもんだと思っているから、
投票用紙が届いても特に理由なく行かないって人もいるんだな。って。
この本に出てくる膨大で壮大な知識の海を見て、今まで何冊本を読んできたとしても自分は小さいなぁ。と思い、正直こうしてブログで文章書いていても、「もっとましな言い方ないのかよ」って自分で自分の文章に突っ込みたくなる時がある。
でもこれからその知識の海を泳ぐ楽しみがあることにわくわくする。
ルフィじゃないけど、『冒険のにおいがするっ!』と感じる。
つたないことは十分承知、自分の書いたことを出すのが怖い時もある。
だけど、今この瞬間でなければ書けないことだから、
書きたいって欲求が先に行くんだ。
確かに立花隆さんの講義の部分は読むのはしんどいけど、
読んで損はないっ!ぜひ大学生のうちにっ!!